大人が楽しむスライダー系で最近話題なのは、「エアボード」です。海で遊ぶボディーボードの雪上版といったところでしょうか。ゲレンデで見かけた方も多いと思います。エアボードは空気で膨らませまるので、タイヤのチューブ滑りのような感覚です。滑るときはボードの上にうつぶせの状態で乗り、ボードの両脇についている持ち手をつかんで滑り降ります。発祥はスイス。ヨーロッパではすでに人気上昇中です。雪面から40cmのところに目線があるので、スピードがそんなに出ていなくても体感速度が速く感じられ、迫力満点です。
操作はそれほど難しくありません。体重移動だけで簡単に曲がることができます。止まるときは滑る方向に対しボードを90度にして止まります。簡単な練習で、止まったり曲がったりすることを覚えることができます。しかし、“直滑降”をするとかなりのスピードが出る乗り物です。ゲレンデで危険を感じた方もいると思います。最近はガイドが指導する体験ツアーも増えているので、これから始めようとする方はケガ予防のためにも、一度基礎を習ってからデビューしたほうが無難かもしれません。
子どもが遊ぶソリも、年々進化しています。昔からある定番の、舟のような形をしたソリにも、座席がついたりハンドルがついたりしているものも登場しています。また、写真のようなスカイボートとよばれる薄型のソリ(?)も人気です。軽くて場所もとらないので運ぶのにも便利です。最近ではこのスカイボートのようなソリを米袋で手作りする「米袋ソリ」も注目されています。作り方は簡単で、米袋の中に正方形に切ったダンボールとクッションを入れて、持ち手をつければ完成です。
北海道・大雪山黒岳は11月11日、いよいよオープンです。次いで、北海道では続々とオープンが予定されています。最近は、スキーやスノボのような大がかりな用具をそろえなくても、手軽に楽しむことができるウインタースポーツが増えてきています。今年はどんな“雪遊び”に挑戦しようか…。今から楽しみですね。