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Utsuke Bron

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スキースクール選び?
スクール選びと聞いてもピンと来ないパパ・ママも多いのではないでしょうか? 「だって、〇〇スキー場にはスクールがひとつしかないし…」。そう、行くスキー場が決まっていたら、スクールもほぼ必然的に決まってきます。でも、大切な子供を預けるスクールをそんな簡単に決めてしまっていいのでしょうか? 今回は“スクール選び”の重要性と、その選び方についてご紹介します。 

クオリティの差が大きいキッズスクール

「家族でスキーに行こう!」となったら、まず「どのスキー場に行く?」と、スキー場から決める方が大半だと思います。となると、大きなスキー場でもない限り、スクールはひとつかふたつ程度しかないので、選ぶまでもないというのが現状ですよね。

でも、ちょっと待ってください! 大事なお子さんを預けるスクールをそんな簡単に決めてしまっていいのでしょうか? 幼稚園や保育園選びはあれだけ真剣になったのに、たった1日、たった2時間かもしれませんが、同じように子供を預けるスキー・スノーボードスクールには“選ぶ”という概念がない。

もちろん、すべてのスクールのクオリティが高ければ、なんら問題はないのですが、残念ながら、パパ・ママが想像している以上に、スクールのクオリティ格差は大きい、私はこれまでの取材でそう感じています。だからこそ、ここ数年、“スクールでスキー場を選ぼう”と提言し続けているのです。



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口コミやインターネットでスクールを調べる

では、スクールは何を基準に選べばいいのでしょうか? これまた残念ながら、スキー場情報に比べると、スクール情報はとても少ないというのが現状です。これだけインターネット社会になっているのに、自社のホームページで情報発信をしっかりしているスクールは、数えるほどしかないといっても過言ではありません。

そう、基準の前に情報が少なすぎるんです。情報がなければ、当然選ぶことはできないので、情報収集がまず第一の課題となります。一番頼りになるのは口コミでしょう。知り合いからの情報入手が信頼度の側面からもベストですが、情報量という観点では少々心もとないので、たとえば、「SURF&SNOW」(ぐるなび)のようなゲレンデガイドサイトの口コミ欄を見てみてはいかがでしょうか。

そして、自分の子供に近い年齢の子の親御さんの口コミや、性格が似ていそうな子に関する口コミなど、いろいろ調べてみてください。ただし、ここで気を付けなくてはいけないのは、ひとつのコメントで決めつけないこと。いいコメントはサクラの可能性がないとはいえませんし、逆に悪評はあるひとりのインストラクターのことを言っているのかもしれません。なるべく多くのコメントを見て、押しなべてどうなのか?というところを判断の材料としてください。


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子供の多いスキー場のスクールを選ぶ

スクールで一番重要なのは、インストラクターのホスピタリティです。もちろん、スクールメソッドを確立させることで、インストラクターの技量をカバーし、画一的なレッスンを展開しているスクールもありますが、それは技術習得だけをみての画一性。

せっかく、大人との触れ合いがあり、スキー・スノーボードというスポーツを通じて、子供の心とカラダの成長が期待できるスクールですから、インストラクターひとりひとりのホスピタリティにも重きを置いてほしいと感じています。

もちろん、インストラクターの情報なんて簡単に入手できるものではないので、ここではあくまで保険的な提言をひとつ。「ファミリーの多いスキー場のスクールを選びましょう」。家族が多いスキー場は必然的に、スクールの子供の受講者数も多くなります。それだけ、インストラクターが子供を教える頻度が高くなるわけです。その“慣れ”はいい意味でとても重要なものです。

たとえば、小さな子供にボーゲンとか山足・谷足といっても、わかりませんよね。ハの字すら一瞬、は?と思ってしまうかも。そんなとき、ボーゲンをさせながら手振り身振りで、「ここに三角おにぎりがあるから、つぶさないように滑ろうね」とか、どうしてもスキーの重なりが気になり下をむいてしまう子には、先生がバックボーゲンをしながら、じゃんけんをするとか(必然的に前を向きますよね。これはうまい!と思いました)。

そんな保育士的な視点をもつにはもちろん個人のセンスもあるのでしょうが、経験がとても重要な要素になると思います。実際に、家族が多いスキー場はホスピタリティの高いスクールが多い!というのは私の経験談でもあります。

スクール選びに迷ったら、ファミリーの多いスキー場のスクールに入校しましょう。あれ? 結局、スキー場からスクールを選ぶということ?と感じたあなた、それは大きな間違いです。お子さんをスクールに入校させることを前提にスキー場を選んでいる時点で、それはもう“スクールでスキー場を選ぶ”を体現していることになるのです。



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