寒の入りから数えて16日目。本日は、天文学的に太陽が黄経300度の点を通過する「大寒」を迎えました。大いに寒いという名が示す通り、寒さが極まり、厳しく冷えることはなはだしい時節。
関東地方でも、本日はみぞれか雪が降ると予報され、ぐんと冷え込む一日に。もうしばらくはじっと春を待つ日々が続きそうですね。
ぴんと空気が張り詰めた大寒のころは、昔から保存食作りに最適といわれ、日本酒や味噌、醤油、高野豆腐、寒天などを仕込む時期。長期保存が必須なこれらには、気温が低いこの寒の水を使うといいとされてきたようです。
また、寺社での寒垢離(かんごり)、寒中水泳、寒稽古など、あえて最も厳しい気候の中で、心身を鍛え精神を高める真冬ならではの行事も行われます。