秋も深まり、だんだんと気温も下がってきました。
いよいよ肌寒い季節になってきましたが、そんなときに食べたいのが石焼きいも。いまだに「いしや~きいも~」という独特のメロディーに乗せた軽トラックが走る地域もあるでしょう。
ですが、食べたいときに必ず来るというわけではありません。ただ、家で作るのは時間がかかるし、意外と難しい……。
石焼きいもは面倒で手間がかかる、そんなイメージをもたれていた方も多いでしょう。
それが、あるアイテムを使うだけで簡単に石焼きいもが作れるというのです。一体、そのアイテムとは?
「黒ホイル」を使って手軽に石焼きいも
軽トラックには、まきや石などがたくさん
石焼きいもの軽トラックを思い出してみると、なかなか大がかりなもの。
文字通り、熱した小石が敷き詰められた中にさつまいもが埋められている、その軽トラックの重量感といったらかなりのものでしょう。
そんな手間のかかる石焼きいもを一気に手軽な存在にしたアイテムが「黒ホイル」です。
見た目はアルミホイルの片面が黒色といった、いたってシンプルなもの。
スーパーマーケットに市販されている商品で、東洋アルミエコープロダクツ株式会社から販売されています。
その黒ホイルの特徴は、その黒さのため熱吸収がよいということ。
そのため、短時間でできあがるのです。わざわざ、石を熱することなく、黒ホイルに包みオーブントースターに入れるだけという簡単さで、ひそかに人気のアイテムとなっています。
黒ホイルとアルミホイル、何が違う?
アルミホイルではなかなか焼けません
では、黒ホイルは普通のアルミホイルとどのくらい仕上がりが違うのでしょうか?
黒ホイルと普通のアルミホイルで同時に焼き始め、15分後に取り出したところ……。
黒ホイルのさつまいもは、中まできれいにホクホクに焼き上がりました。ところが、普通のアルミホイルで焼いたさつまいもはまだ固く、中は白いままで食べられたものではありません。普通のアルミホイルだと、焼き上がるまでに黒ホイルの倍ほどかかってしまうといいます。
ただ、肝心の味はどうなのかが気になるところですよね。
なんと、この黒ホイル時短だけでなく、味のうまみまで引き出してくれるらしいのです。素材のおいしさを逃がさず、普通のアルミホイルで焼くより糖度がアップするのだとか。
時間も短縮されて、おいしさもアップするとはなかなかの優れものですね。
石焼きいもだけじゃない、黒ホイルの使い方
黒ホイルのすごさはわかったけれど、そんなに毎日石焼きいもは食べないし……と思っている方もいることでしょう。
この黒ホイルの優秀なところは、ほかの料理にも使えるということ。さまざまなサイトで、黒ホイルを使ったレシピが紹介されています。
代表的なところでは、魚のホイル焼きが人気のようです。
魚も野菜もまとめて取れてヘルシーなのがホイル焼きの魅力ですが、魚は焼けているのに野菜が焼けない……という調整の難しさがネックなところ。ふだん、時間がかかって面倒なものも、この黒ホイルがあることでかなりの時間短縮になりますね。
── 料理の時間短縮は働く女性にとって、生活の大事なポイント。
一度使うとやみつきになるかもしれない黒ホイル。温かい食べ物がおいしい季節に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?