急速に発達中の低気圧と強い寒気の影響で、北海道と東北は今夜にかけて大荒れの天気が続きます。
すでに各地で風が強まっており、これから今夜にかけて、沿岸部を中心に最大瞬間風速30~35メートルと、何かにつかまらないと立っていられない程の非常に強い風が予想されています。飛ばされてきたものでケガをする危険性もあります。
北海道は日本海側を中心に広い範囲で断続的に雪が降り、青森市をはじめ東北北部の平地でも雪の所が多い見込み。東北南部も山沿いは雪が続くでしょう。積雪や凍結で路面が滑りやすいうえに、猛吹雪で見通しがきかなくなる恐れも。通行止めが発生し、車が立ち往生する、というケースも考えられます。これから今夜にかけ、車を運転するかたは、まずは燃料を満タンに。そして、カイロや毛布など暖をとるものや、非常食などの備えをしておきましょう。また、すでに電車など交通機関が乱れている所もあり、お帰りの時間帯にかけて、さらに影響が拡大する可能性があります。気象情報、交通情報を十分に確認しつつ、時間に余裕を持った行動を。
また、雪の重みで電線が切れる可能性もありますので、停電への備えも忘れずに。
関東、北陸、東海 午前中は北風冷たい
関東から西は広く晴れる見込みです。最高気温は15度前後と、きのうと同じくらいまで上がる所が多いでしょう。ただ、『関東、北陸、東海』では、今朝、冷たい北風がやや強めに吹いていて、昼前にかけても続きそう。マフラーなどで首元をしっかりガードしましょう。