札幌にほど近い石狩湾新港と小樽港は道央圏でも最も人気の高い釣り場ではないかと思います。冬季の釣りは足場の良い岸壁がある大きな港がありがたいですが、更にこの両港は適度に水深もあり、外洋からの群れが入りやすいと考えられます。
その影響か、時折大きな群れが入ることがあり、運が良ければたくさん釣ることができることでも有名です。また、30cm前後の「尺サイズ」も釣れることもあり、一度に4~5匹かかると釣り上げるのに難儀することもあります。
冬の小樽港
室蘭港と苫小牧港
両港とも太平洋側に位置する港湾で、こちらも足場がよくて水深もあり、人気の釣り場です。特に苫小牧港では8~10mもある長い竿を使っている方をよく見かけます。以前地元の人にお話を聞いたところ、長竿を使う理由は、
①5m前後の竿では届かない場所を回遊することがある。
②市販の仕掛けを複数連結して、表層から低層まで幅広く魚を狙える。
③丈夫な構造のため、魚が多数かかっても引き上げることができる。Etc・・・。
だそうです。私の竿は5.4mが最長で、高価な長竿は残念ながら持ち合わせていませんが、以前、私は釣れなくとも長竿の方は多数釣れたことがありました。
以上が道央圏における有名なニシン釣り場ですが、ご紹介したいずれの港も大きな港であるため船舶の出入りが頻繁にあります。釣りの際には荷役作業などの邪魔にならないように気をつけましょう。