まださほど寒さは本格的ではないものの、本日より二十四節気では「小雪(しょうせつ)」。
二十四節気の第20番目で、太陽黄経が240度を通過するときをいいます。
「暦便覧」を紐解けば、「小雪」とは、「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるが故なり」とあるように、ぐっと冷え込むようになって雨が雪になるころ。北風が吹き、北国や山々ではすでに雪が積もっている地域もあります。また、空気も乾燥してくることから七十二候では「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」となり、この頃から虹もすっかり見かけなくなります。
いつの間にか本格的な冬が迫り、次第に街路樹も木の葉を落とし、赤や黄色に色とりどりに色づいた落ち葉の絨毯が美しく感じられるようになりました。