車庫のシャッターを閉めて土嚢を積んだところ
いざというときのために、土嚢、水嚢、止水板などがあると役立ちます。
土嚢は重ねて使えますが、中に入れる土や砂の入れ具合が重要です。ついパンパンに入れてしまいがちですが、それはNG!
重ねた時に土嚢の間に隙間ができて水が流れ込んでしまうからです。土嚢同士がぴったりくっついて隙間ができないように、少し余裕を持たせるのがポイント。中に入れる土や砂は6割~8割程度がオススメです。
また、土嚢が用意できないときには、代わりに家庭用のゴミ袋などを利用して簡易水嚢として代用できます。
袋が破けないように二重にして、水を半分程度入れて空気を抜き、口を縛ります。
水嚢は重ねることができないので、ドアの入り口などで水の流れを阻止するために使いますが、浅い水深の場合に有効です。
また、トイレやお風呂場などの排水溝をふさぐように置くと、排水溝からの水の逆流をある程度防ぐことができますよ。
── 備えあれば憂いなし。
近年の異常気象による災害などから、この言葉が身にしみるようになった私たち。
それでも、「つい」や「うっかり」、そして「まさか」という思いがどこかに潜んでいるのも事実のようです。
せっかくの浸水対策強化月間ですから、ぜひこの機会を有効に活用して対策を講じてくださいね。