子どもは熱中症にかかりやすいので夏の外遊びはこまめな水分補給を
私たちの体は、運動や食事をすると、自然と熱が生じるようになっています。
熱が生じると、ちょうどいい体温を維持するために、汗をかいたり、皮膚の表面に多くの血液を送って、熱を放出しようとします。
しかし、日差しや照り返しの強い暑い環境に長時間いると、その体温調節機能が乱れてしまうことがあり、それによって熱がこもってしまうことも。すると、水分や塩分が奪われ、下記のような症状が生じます。
●めまい
●顔のほてり
●筋肉痛や筋肉のけいれん
●だるさ
●吐き気
●いくら拭いても汗が出る、またはまったく汗が出ない
●まっすぐ歩けない
●呼びかけに反応しない
上記のような症状が見られたら、熱中症の危険性があります。すぐに対策をとりましょう。
ちなみに、10代は運動中、30~59歳までは通勤中、65歳以上は日常生活で、熱中症にかかりやすいという報告もあります。
さらに、乳幼児をもつ方は、車内でエアコンをつけても直射日光によって温度は上がってしまうので、油断禁物です。実際に、車中に長時間いた赤ちゃんが熱中症で亡くなるケースも起きているので、十分に注意が必要ですね。