島が点在するマーシャル諸島
世界で初めて作られた地図は一体どこのものなのでしょうか?
実用的なものでいうと、マーシャル諸島では貝殻と木の枝を使って漁に出る際の航路図として、それぞれの島の位置を表していたといいます。
「太平洋に浮かぶ真珠の首飾り」とも称されるマーシャル諸島は5つの島と29の環礁が点在しているという特徴から、早々と地図のようなものが活用されていたようです。
また、現存する世界最古の地図とされているのが「バビロニア(現在のイラク)の世界図」です。
紙がまだなかったので、粘土板に描かれたものでした。当時のバビロニアの人々が考えていた全世界を描いたものなので実際の位置や大きさと異なるところもあります。
彼らの考えでは地球は円形で外側は海で囲まれており、さらにその外側は死後の世界を表していたといいます。