今年も師走の半ばを過ぎ、残すところ10日となりました。本日12月21日は二十四節気で「冬至(とうじ)」。北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなり、昼間の時間が最も短くなります。
東京では、本日の日の出は、6:47。日の入りは16:32。昼間はどんなに暖かくても、日没は早く、太陽の衰えを感じますね。そんな冬至ですが、太陽が復活に転じる大切な節目でもあります。中国では「一陽来復」と呼ばれ、暦の起点ともなっていました。
また、七十二候では本日からは冬至の初候「乃東生(なつかれくさしょうず)」。夏至のころ枯れる「乃東枯」に対応し、夏枯草が芽をだす頃。共にうつぼ草を指しているということで、この時期に発芽する植物の生命力を象徴しているようです。
太陽が甦るといっても、寒さの方は、日々厳しくなっていきます。昔から「冬至・冬中・冬始め」とも言われているように、本格的な寒さはこれからやってくるのです。