のどが乾燥していると、体にウイルスが侵入しやすくなる!
簡単に「風邪」といいますが、まずはどのようなメカニズムかを理解しましょう。
風邪を引く最大の要因は細菌による感染と言われますが、風邪を引く要因の8〜9割以上は、細菌よりもさらに小さなウイルスによる感染とされています。
人は、体に必要な酸素を鼻・のど・気管・気管支から吸い込み、肺に取り込んで二酸化炭素を吐き出しています。このとき酸素と一緒に空気中のウイルスや細菌が体内に侵入してきても、口や鼻、のどの内壁の粘液が異物をとらえ、感染から体を守ってくれます。
さらに、粘液がとらえた異物は帰宅後すぐのうがいで体外に排出できますし、うがいをしなくても、繊毛運動によって外に出す防御システムが人体には備わっています。
しかし気温が低下し、空気が乾燥することで体の防御機能が低下するこれからの季節は、どうしてもウイルスに感染しやすくなってしまうのです。