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HN LOBB LONDONに貫かれた美意識 (LONDON)
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2024/03/29 04:30
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ただいまコメントを受けつけておりません。
HN LOBB LONDONに貫かれた美意識 (LONDON)
今でこそ、ジョン・ロブというとパリのイメージですが、
ビスポークのみを扱うセント・ジェームズ宮殿前の
『
ジョン・ロブ (John Lobb)
』こそが、本家本元。
1849年に創設された『ジョン・ロブ (John Lobb)』の
2代目が1902年に開設したのが
パリのお店
。
エルメスがジョン・ロブに資本参加した1976 年以降、
パリの職人達はエルメスの本店に入り、ロンドンの本店を
除いたすべてがエルメスの傘下に入ったんですね。
既成靴を作っているのは、エルメス傘下のお店なので
エジンバラ公とチャールズ皇太子2つの
ロイヤルワラントを
獲得しているロンドンの本店こそが『
ジョン・ロブ (John Lobb)
』
の魂なんです。
同じロンドンでもJermyn Streetの方はエルメス傘下で小綺麗な
ブティック。それに対しセント・ジェームズ・ストリートの
『
ジョン・ロブ (John Lobb)
』は風格の塊
通常の取材では工房の写真を撮らせてもらいない
ことも多いんですが、この時は特別にOKを
いただきまして(幸せすぎて今でも泣けてくる)。
このLASTの棚を魅せてもらうだけでも、
メンズ的には感動です。
ちなみにLASTっていうのは靴の木型のこと。
「Last Shall be First」って言葉があって、
靴作りでは木型が最も重要という意味。
そしてTOPの写真はPrincess of Wales、
つまりダイアナ妃のLASTです。
ちなみに、こちらでのビスポークは一足£3300くらい、
これにシューツリー£630程度を加えてVATなり関税なりを
加えると、ざっと60万ちょいといったところでしょうか。
まさに、大人の買物。とはいえ、アンティークウオッチを
もう一個買うことを考えたら、頑張って一足作っても…
という気持ちになってきます。
一生モノの靴なので、買うなら早いほうがいいしね。
日本語の背広の語源のスーツのビスポークストリート
「
サヴィル・ロウ(Savile Row)」とも共通してるのが
クラフトマンたちが滅茶苦茶いきいきしてるんです。
一足一足、すべてがハンドメイドで一足を
作る工程に、何十人もの人々が関わっている。
ここはロイヤルワラントを2つ獲得していて、
顧客がしっかりとついているために、きちんと
技術が伝承されている。
日本では皇室御用達の制度がなくなってしまったけど、
伝統工芸のクラフトマンたちを守るためにも、復活して
欲しいなと思うところ。
IPhoneの成功が物語っている通り、機能しかなくて
デザイン性の低いものは、最早豊かな国の人には
響かなくなっている。日本の工業製品デザインは、
いまいちど伝統工芸と組み合わさることで、新しい
領域に踏み込めると思うんだけどな…
ちなみに、靴を作る時間(買う予算)がないという方には
JOHN LOBBのお財布などの革製品も売っています。
財布は£250~と手が届きやすいのよね。人とカブるのが
イヤな人には、全力でおすすめです!!
いやー、しびれる工房見学でした。
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2016/04/17 19:23
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