秋色の菊のアレンジメント
春の彼岸に対して秋の彼岸を「後の彼岸・秋彼岸」などと言いますが、重陽の節句の習わしの一つに「後の雛」があります。桃の節句に飾った雛を半年後の菊の節句にもう一度飾ることを言います。これは虫干しを兼ねて行われていましたが、最近の気候では地域により、虫干しにはまだ早いかもしれません。今年は旧暦の9月9日が新暦の10月9日(大安)ですので、虫干しは秋の雨が落ち着いた旧暦をお勧めします。とは言え、菊の花を飾り、しとやかな風情を醸し出す雛とともに、不老長寿を願う大人の雛祭りは新暦・旧暦問わず楽しみたいですね。