ボンズが所属していたサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地
薬物疑惑に染まったバリー・ボンズですが、ホームランの行方に注目しているのは選手だけではありませんでした。
歴史的ホームランボールを何とか自分のものにしようと必死なファンがいたのです。
1998年、マーク・マグワイヤが記録したシーズン70号目のホームランボールにはなんと「270万ドル(約3億円)」の値がつきました。
そのときの記憶がよぎったのか、2001年10月7日、シーズン最多記録を更新しようというバリー・ボンズの打席を見つめる外野方面の観客はまるで戦いの前のよう……。
ひとりの男性がみごとボンズのホームランボールを手にしたものの、その後驚くべき展開が待っていたのです。
なんと、「ホームランボールを最初にキャッチしたのは私だ!」と名乗る男性が現れ、訴訟問題にまで発展してしまうのです。
ひとつの白球が何億円にも変わると思えば、人の行動もとんでもないものになってしまうといったこの騒動。
ドキュメンタリー映画としても公開されたこの話、結末が気になる方はぜひ映像でご覧ください。