隅田川花火大会
現在は7月の下旬から8月の中旬頃に行われることの多い、花火大会。
有名なのは東京・両国の隅田川花火大会ですが、もともと江戸時代の中期に水難事故や飢饉で亡くなった人々を供養する「慰霊祭」の目的で、旧暦の5月28日(新暦では6月末ごろ)に行われたのが初めです。
※ちなみに、明日30日(土曜)に開催される「隅田川花火大会」は、荒天の場合、翌日31日(日曜)に順延される予定でしたが、東京都知事選挙投開票が31日に実施されるため、30日が荒天の場合は順延中止が決定しています。行かれる方はご注意くださいね。
さてさて、江戸時代の中期の狂歌にも、花火の美しさを詠んだものがあり、当時から両国の花火は有名でした。
〈両国も江戸の花火や千金の砂子を川にちらす夏の夜〉内成
続いて花火の句を挙げてみましょう。一茶の句からは、当時から川に船を出して花火見物をしたことが窺えます。