現代人の大敵は、「冷え」。
体を冷やす生活習慣で血流が悪くなり、体内にたまった老廃物があらゆる不調を引き起こしているといいます。とくに女性にとっては、婦人科系の病気やむくみ・肌荒れなどの原因に! 半身浴で温まって、冷えを撃退したいですね。
とはいえ、ふつうの入浴と、どうちがうのでしょうか・・・どっちみちお湯につかるだけ。 むしろ、たっぷりの熱いお風呂に全身入ったほうが温まるのでは?
ところが、熱いお風呂だと体の表面はすぐ温まるのですが、すぐ上がりたくなってしまうので体の芯まで温めることができず、効果が得にくいのだそうです。そもそも熱いお湯は交感神経を刺激するため、目覚ましがわりの朝風呂など短時間の入浴向き。しかも、たっぷりのお湯に首までつかると心臓に負担がかかるので、息苦しくなったりもします。
冷えの解消に適しているのは、「ぬるくて少ないお湯」だったのですね。
半身浴すると、大量の汗とともに毛穴の汚れや老廃物が流れて、お肌がピカピカになります。下半身を温めることで血流が全身にゆきわたり、頭痛・肩こりなどの不快な症状が緩和し、代謝がアップ。抵抗力のある痩せやすいカラダになるのです。デトックス効果でむくみが改善されて、顔や脚のラインもスッキリ!
ぬるめのお湯にゆったりつかると、脳のスイッチが副交感神経に切り替わってリラックス。ただでさえ交感神経に傾きがちな現代人ですが、春はことに緊張や興奮で寝付きが悪くなる時期・・・半身浴でお休みモードに切り替われば、気持ちよくぐっすり眠れます。