「サン・ジョルディの日」の由来は、スペイン・カタルーニャ地方のサン・ジョルディ伝説をもとにしています。
カタルーニャはバルセロナを州都として、イベリア半島のつけ根に位置してフランスと国境を接するスペイン17州のひとつです。
スペインの中でも異文化の交流が盛んだったため、違う文化がうまく解け合って、独特の個性を見せています。
サン・ジョルディ(別名ゲオルギウス)はキリスト教の聖人のひとりです。
悪いドラゴンに苦しめられている王国を通りかかったサン・ジョルディは、いけにえに差し出された王女を救います。
その時退治した、ドラゴンの血が赤いバラになったという伝承があり、救った王女と騎士というロマンチックな伝説からでしょうか?サン・ジョルディは愛の守護聖人としてたたえられるようになりました。
4月23日は、サン・ジョルディが殉教した日ですが、いつしかこの日に、本と赤いバラを贈りあって、愛する気持ちを伝え合うようになったのです。