弘前では「ねぷた」と呼ばれています(写真は弘前城)
同じように大きな山車を引きまわす「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」ですが、なぜ祭りの名称が異なるのでしょう?
語源については諸説ありますが、有力なのが「眠たい」という言葉から派生したというもの。
津軽弁で「眠たい」を「ねぶて」といいます。
収穫の時期を迎える秋に眠たくなって農作業に支障が出ないように……、災いが起こらないように……という思いをこめた「眠り流し」という灯籠流しの行事からきているといわれています。
青森市を中心とした北津軽や下北半島などでは「ねぶた」。
弘前市を中心とした津軽方面では「ねぷた」と呼ばれています。
いずれも語源は同じとされており、地域の違いによってなまり方が変わっていったのではないかといわれています。