今年の7月上旬は梅雨明け前にも関わらず、太平洋高気圧に覆われたことなどを原因として山梨県や静岡県で最高気温38℃以上を記録するなど、全国各地で猛暑日を記録しました。しかし、7月下旬は東日本を中心にいつもとは違う天気傾向になりました。特に東京では、7月20日から27日までの8日連続で最高気温が30℃に至らず、7月後半とは思えないほどの日々が続きました。このまま今年の夏は気温はあまり上がらないのでは・・・と思われていた方も多いと思いますが、今後は太平洋高気圧の張り出しが強まり、気温が平年よりも高くなる予想。8月の気温は東日本で平年並みか高く、西日本と沖縄・奄美で平年よりも高くなりそうです。特に今年の9月は全国的に気温が平年よりも高い予想で、厳しい残暑が予想されます。
みなさん、これからの熱中症対策は十分に意識できていますか?これだけ暑さや熱中症に関するニュースがメディア等で騒がれても、毎年残念ながら熱中症にかかってしまい、中には命を落とす方も後を絶ちません。消防庁によると、2015年は全国で55,852名の方が救急搬送され、そのうち残念ながら105名の方が亡くなられています。熱中症は予防法を知っていれば防ぐこともできますし、応急処置をきちんと知っていれば救命もできるものです。自分や自分の家族は大丈夫だろうと過信せず、正しい知識をもって、熱中症対策をきちんと行うことが大切です。