花水木の実
桜が終わる頃にその名残を惜しむように、咲き始めるのが花水木(実際の花は真ん中の緑の部分)です。
初夏に向けて、白くまたはピンク色の花をつけて街路樹などとして目を楽しませてくれます。
秋には赤い実を付け美しく紅葉します。
栽培も難しくなく、成長も早いので、広く庭木などにも植えられます。
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
英語では dogwood。樹皮を煎じて犬のノミ退治に使ったことからついたということです。日本に自生する山法師に似ているところから、アメリカヤマボウシとも呼ばれます。アメリカ山法師とも呼ばれます。
もとは北アメリカ原産の樹木で、日本への移入は今から約100年前。
1912年当時の東京市長・尾崎行雄が、アメリカのワシントンへサクラ(ソメイヨシノ)を贈った際、3年後の15年に、その返礼として贈られたのが始まりされいます。
「ハナミズキ」の語呂の美しさからか、樹木としての佇まいの美しさからか、今日では飲食店や介護施設の名前になっていることも多いようです。