「標高が100メートル高くなると、0.6度気温が下がる」……というのは、ご存じの方が多いですよね。500メートル登るとおよそ「3度」、1000メートル登ると「6度」下がる計算です。
この「6度」の違い、春の季節進行では「約1カ月」に相当するそう。つまり、この時季に1000メートル登ると、平地での「1カ月前の気候」を味わうことになります。
さらに意識したいのが「緯度」。
緯度が1度(111キロ)北上すると、気温は約1度低くなります。
つまり、1000メートル登ると、約666キロ「北に移動」するのと同じ気候を体感することになります。
行き先の場所(緯度)や標高、さらに予想される天候など……。複数の条件を考えながら、服装や装備の準備をするのが大切です。