モロヘイヤは「王様の野菜」といわれるだけあり、栄養満点。
主な栄養素は以下のとおりです。
■ βカロテン
野菜全体のなかでも含有量はトップクラス。ホウレンソウの約2倍も含まれています。
老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果が期待され、血液や粘膜を丈夫にしてくれる効果が見込まれます。
■ その他のビタミン群
βカロテンだけでなく、ビタミンB1、B2、C、E、Kが含まれる、まさにビタミンの宝庫。
B2は細胞の再生、脂質の代謝を促してくれます。
またKは、カルシウムを骨に取り込むのを助ける働きが期待されます。
■ カルシウム
野菜のなかでパセリに次いで多い含有量です。
カルシウムとビタミンKが合わさることで、骨の健康維持を助け、骨粗しょう症を予防することが期待されます。
またミネラル類は、カルシウムだけでなく鉄分、カリウム、マグネシウムなど豊富に含まれています。
■ 食物繊維
水溶性食物繊維であるマンナンが含まれています。
マンナンは便の状態をよくする効果や、コレステロールを吸着し体外に排出する効果が見込まれるもの。お通じにもひと役買ってくれます。
■ ムチン
山芋やオクラなどネバネバ食材に含まれるムチンは、糖とタンパク質が結合した成分。
胃などの粘膜を保護する働きがあり、夏の食欲不振や疲れた胃を正常に保つよう働きかけてくれます。