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Utsuke Bron

無人小屋泊で必要な装備は?

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無人小屋泊で必要な装備は?




10月も中旬となりました。体育の日を過ぎると標高の高いアルプスの小屋は営業を終え、次々と冬籠りに入ります。山岳地帯にはもう雨露をしのぎ登山をサポートする小屋は無いのでしょうか。テント泊以外に宿泊手段は無いのでしょうか。

日本各地の山岳地帯には無人小屋 或いは避難小屋 というものがあるのです。中部山岳など営業小屋が多いエリアを除けば、数日にわたる縦走登山をテントと避難小屋利用すること無く、計画するのはなかなか難しいものです。そんな場合、登山ルート上の「無人・避難小屋」を利用することもあります。施設が地元によって建てられ管理されていますが、無人・水無し・トイレ無を織り込まなくてはいけません。

通常の登山装備に加えて、寝る為のシュラフマットレス、食事の為のコッヘル・食器カトラリーコンロ、食材が必要となります。それと水の確保です。

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冬期の2000mを超える山岳地帯で二日以上連続するなら、私は嵩張ってもダウン重量が600gを超える冬用をお勧めします。秋の小屋利用であるなら3シーズン使いまわしの良い350g程度のものをお勧めします。

食事はフリーズドライ食品で軽量化をはかって、若干の追加食材を加えるお手軽食事にすることが多いです。

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 f:id:katomoji:20161014154844j:plain日帰り可能な登山計画で最初から避難小屋を利用する計画はお勧めしません。多くはトイレや水も無く、緊急事態発生時に避難し、登山者の安全を確保するために建てられたものです。下の写真(那岐山 馬の背避難小屋)のように大変清潔に管理されている小屋もあるのです。

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無人・避難小屋によって置かれた環境は様々ですが、トイレ排泄問題を登山者自身が自覚して、「立つ鳥跡を濁さず」を実践していけば利用範囲も広がるのではないでしょうか。

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携帯トイレ 専用ブースが建てられ、携帯トイレ持参が登山者に求められる屋久島・利尻島などのようなエリアも増えてきました。

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ところで「冬期小屋」という小屋もあるのをご存知でしょうか。アルプスにある営業小屋は秋以降に次々と営業を終えます。そんな期間にアルプス登山をする登山者が利用することができる無人の施設のことです。多くは夏に営業する小屋に隣接、或いは区画を区切り一部開放する場合が多いようです。最近は冬期小屋そのものを開設していない場合もあります。冬山登山者のマナーを問われる事例も発生しています。

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