日本の北の方からは「秋の涼しい空気」、南の方からは「夏の蒸し暑い空気」。この2つがぶつかり合う所に「前線」。
きょうの日中は、東北から九州にかけて広い範囲で雨が降ったり止んだり。特に、前線に近い「東海や近畿から九州」で雨脚が強まります。すでに、きょうの明け方までに 高知県馬路村の魚梁瀬(やなせ)で1時間61.5ミリ、 鹿児島県の阿久根市で1時間 61ミリなど、滝のような非常に激しい雨の降った所も。これから昼過ぎにかけても所々で激しい雨や、非常に激しい雨が降る見込みです。雨で路面が滑りやすいうえに、水しぶきで見通しが悪くなります。車の運転はくれぐれも慎重になさってください。アンダーパスなど、低い所を通る道路は冠水する恐れもあります。
また、特に「九州と近畿」では、きのうからの大雨で地盤の緩んでいる所があります。今後の雨で、さらに土砂災害の危険性が高くなる恐れがあります。引き続き、気象台や自治体からの情報を、こまめにご確認ください。