毎日の食卓に夏野菜を取り入れて
暑い夏に旬を迎えるトマトやなす、きゅうりなどの夏野菜は、共通の成分としてカリウムと水分が多いことがあげられます。カリウムは体内にこもったナトリウムに作用し、体内の水分バランスを調整してくれます。また、野菜に含まれる水分は、この時季に濃くなりがちな血液濃度を薄くしてくれます。このふたつの成分により、からだが涼しくなって暑さがしのぎやすくなります。
初夏にとれる大麦や小麦も同じで、米と比べるとからだを涼しくしてくれる力をもっています。麦ごはんや小麦からつくるうどん、そうめん、パスタなど、さらりと食べやすい主食に変えていきましょう。
氷が入った飲みものやあえて冷たくした食べものをとるのではなく、夏に旬をむかえる野菜や穀物を積極的にとることで、からだにこもった熱を発散させてバランスをとることができるのですね。