今回の台風6号の特徴はまず「速度が遅い」ということ。10日午前9時現在、台風6号は日本の南東海上に位置する南鳥島近海を、時速20キロで西へ進んでいます。この先もまだウロウロと南鳥島近海を次第に西から北へ進路を変えながら、ゆっくりと進む見込みです。
そして、もう一つ「発達しながら北上」してきます。11日午前9時には、南鳥島近海で、「強い」勢力になる見通しです。その後、13日(土)頃には、次第にやや西よりへ進路を変え、14日(日)には、東日本から北日本の沿岸に近づく恐れがあります。その14日の速度も、時速15キロで「ノロノロ」タイプです。
「速度が遅く」「発達しながら北上」となるため、日本に影響するとすれば、まず高波の影響が長引く恐れがあります。お盆休みで海水浴など海のレジャーに行く予定のある方は特に、東海から関東、東北の沿岸では14日頃から、うねりが入る恐れが出てきます。高波には十分な注意が必要です。また、今後の最新の台風の動きにご注目ください。