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古都・奈良から世界に羽ばたく映画人を発掘!「なら国際映画祭2016」

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古都・奈良から世界に羽ばたく映画人を発掘!「なら国際映画祭2016」

奉納上映が行なわれる春日大社 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

奉納上映が行なわれる春日大社 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

初秋の古都・奈良を舞台に開催される映画の祭典「なら国際映画祭2016」。今年は17日(土)から22日(木)まで、奈良公園を中心とした会場で約50本の作品が上映されます。エグゼクティブ・ディレクターは、カンヌ国際映画祭での受賞をはじめ、世界的な評価を受けている奈良出身・在住の河瀨直美監督。期間中は、春日大社での奉納上映や野外上映、生吹き替えなど多彩な催しも開催され、奈良を舞台に映画で日本と世界がつながる特別な6日間になります。今年のシルバーウィークは、国際色豊かに生まれ変わる古都から目が離せません。

世界の若手映画監督による、奈良を舞台にした作品に注目

映画『東の狼』 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

映画『東の狼』 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

世界を視野に奈良から情報発信するこちらの映画祭の最大の特徴は、「映画を作る映画祭」であること。世界の若手監督の作品を上映・審査する「インターナショナル・コンペティション」を開催し、そこで最高賞を取った監督は、奈良をロケ地にした映画を製作する権利を手にします。河瀨監督がプロデューサーを務めてバックアップする完成作は、次回の映画祭で上映されるという画期的な試みを行なっています。今回も、アジア、ヨーロッパ、中東と異なる国籍を持つ監督の8作品の上映が決定し、注目を集めています。

この「NARAtive」という独自の企画から誕生した作品のひとつに、奈良・五條市が舞台の『ひと夏のファンタジア』(チャン・ゴンジェ監督)があります。この作品は2014年に同映画祭で初公開された後に韓国で公開され大ヒット、今夏に日本でも劇場公開されました。

今年の「NARAtive 2016」でプレミア上映されるのは、キューバ出身のカルロス・M・キンテラ監督による『東の狼』。奈良県東吉野村を舞台に、藤竜也主演で絶滅したとされるニホンオオカミを追い求める猟師の姿を描きます。東吉野村は1905年に最後のニホンオオカミが捕獲された地で、地域の人たちも撮影に協力している珠玉の作品です。 

映画界の新たな才能を発掘!カンヌへの道は奈良から

河瀨直美監督 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

河瀨直美監督 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

「なら国際映画祭2016」は、奈良の平城遷都1300年目となる2010年から隔年で開催されており、4回目となる今回は河瀬監督と縁の深い「カンヌ国際映画祭」とパートナーシップを結ぶという新展開も発表され話題になりました。

日本の学生部門のコンペティション「NARA-wave」に選ばれた作品が、カンヌ国際映画祭の学生作品を対象としたシネフォンダシオン部門のディレクターへ直接届けられるそう。今年は、独創的で斬新な映像表現に期待が高まる10作品の上映が決定。まさに奈良から世界へ。第二の河瀬監督誕生の試金石となるかもしれませんね。 
レッドカーペット(2014年) 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

レッドカーペット(2014年) 出典「なら国際映画祭2016」公式サイト

カンヌ国際映画祭といえば「レッドカーペット」が話題になりますが、なら国際映画祭のレッドカーペットも楽しみのひとつ。会場である春日野園地の緑の森のなかに敷かれるレッドカーペットには、映画監督や出演俳優など豪華ゲストが登場します。今年は、審査委員長を務める俳優・三上博史、映画通として知られる俳優・斉藤工、関連イベントに出演する俳優・高橋克典といった華やかなラインナップ。「これまでより来てもらいやすい映画祭を目指した」という河瀬監督ですが、この人選もその一環!? 

毎日出かけたくなる!魅力的なイベントが多数開催

気軽に見に行ける作品やイベントが充実しているのも、こちらの映画祭の魅力。かつて奈良初の映画館として愛された「尾花座」の跡地に建つホテルサンルート奈良では、「尾花座 復活上映会」を開催。イタリア映画の名作『自転車泥棒』から最新の映画まで13作品が上映されます。ラインアップには奈良出身の井筒和幸監督の作品『パッチギ!』も。井筒監督は高校時代に尾花劇場で映画を見て、映画監督への夢を膨らませたそうです。

子ども達が自転車を漕いで自ら発電しながら映画を見る「自転車発電上映会」は恒例の人気イベント。飲食などの屋台も出てお祭り気分で楽しめる「星空上映会」、俳優の高橋克典さんが目の前で生吹き替えをする「ライブシネマ」を繰り広げる「ならキネコ上映会」など、親子で楽しめるプログラムも盛り沢山です。 

可愛すぎるトロフィー!最高賞は「金の鹿賞」

「金の鹿賞」授賞式風景(2014年) 出典「CINRA.NET」

「金の鹿賞」授賞式風景(2014年) 出典「CINRA.NET」

「なら国際映画祭」のインターナショナル・コンペティション部門の最高賞には、「金の鹿賞(The GoldenSHIKA Award)」、学生映画コンペティション部門(NARA-wave)の最高賞には「金の小鹿賞(The GoldenKOJIKA Award)」がそれぞれ1作品に授与されます。奈良公園の鹿がモデルと思われるなんともキュートなトロフィー!

今年の「金の鹿賞」「金の子鹿賞」は、誰の手に輝くのでしょうか。 

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