胸鎖乳突筋をほぐす(画像A)
立っている時も座っているときも首、肩は重い頭を支えていますが、人間の頭の重さは体重の約10%と言われています。例えば、体重が50kgの女性なら約5kg。結構な重さですよね。
そして、体が真っすぐ(正しい姿勢)の状態は、耳・肩・股関節を結ぶ線が一直線状になった時なのですが、
■ 耳が前に出る ■肩が後ろに下がる
■ 腰が反り、お腹が前に出る ■骨盤が前に出る
こうした猫背の姿勢やバランスの悪い姿勢では、重心をうまく保つことができなくばかりでなく、カラダの均衡(バランス)が悪いことで、常に首や肩、足腰に緊張が強いられることになり、首の痛み、肩こり、腰痛などの原因になります。
先ほどと同じく50kgの人で例えると、耳と肩が一直線に並んだ真っすぐな状態であれば、首にかかる負担は純粋に5kgです。
でも、頭を下に傾ける角度が15度になると12kg、30度で18kg、45度で22kg、60度で27kgと……といった具合に、姿勢次第で驚くような負担がかかっていることがわかります。
首や肩が慢性的に凝っている……という人は、耳・肩・股関節を結ぶ線が一直線状になっていますか? 自分の姿勢を鏡で確認してみてくださいね。