新緑に包まれる鎌倉文学館
萩原朔太郎(1886年11月1日-1942年5月11日)は、朔日に生まれ「朔太郎」と名付けられたと言います。幼いころから繊細で孤独癖のあった朔太郎は、短歌を経て詩へとその内面世界を広げていきました。
詩には、短歌や俳句など時数の決まっている定型詩。文章をパズルのように組み合わせた散文。文字数も形式も問わず自由に綴る自由詩があります。それまで、定型詩が主流だった日本において、口語を用いて自由に言葉を綴る自由詩の基礎を築いたのが朔太郎だったと言われています。
今年は生誕130年を迎え、縁の地である、鎌倉文学館では記念展覧会「マボロシヲミルヒト」展が開催中です。
朔太郎が詩に綴った言葉はマボロシだったのでしょうか?それとも、真理のカケラだったのでしょうか?