沖縄はすでに梅雨明けを迎えましたが、本州はまだまだむしむしと湿度が高い梅雨のまっただなか。本日6月21日は二十四節気の第10節気「夏至(げし)」です。
ご存じのように「夏至」は、一年で最も昼間の時間が長い日。天文学的には太陽黄経が90度の点を通過するときを「夏至」といいます。太陽は赤道から最も北に離れ、北半球では正午の太陽の高度が最も高くなるのです。
ちなみに夏至と冬至。両方の日の出の時刻と日の入り時刻とを比較してみると、5時間ほど夏至の昼の時間は長いよう。
その分、夜は短く、秋の「夜長」に比べ、夏は「短夜」と呼ばれています。涼しく過ごしやすい夜がたちまち明けてしまうのを惜しむかのように、かの清少納言も枕草子の冒頭に「夏は夜」と綴ったのでしょうか。