<5月の実況>
2014年夏に発生したエルニーニョ現象は、2016年春に終息したとみられます。
5月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は+0.1度で基準値に近い値でした。
エルニーニョ現象発生の判断に利用している「5か月移動平均値」は、3月までの22か月間+0.5度以上でした。
エルニーニョ現象発生期間は、統計がある1949年以降で最も長くなりました。
(2番目に長かったのは1969年から1970年の「18か月」)
<今後の見通し>
エルニーニョ監視海域の海面水温が、夏から秋にかけて基準値より低い値で推移すると予想されています。
今後、夏の間にラニーニャ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高いでしょう。