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経験者の方が言うには、ティッシュ配りは広告を出したい店舗がバイトとして直接雇っているのだと言う。あるいは、通常業務をしている店員が、手の空いたときに外に出て配っているのだそうだ。
話を聞いて、ティッシュ配りがいない理由が、なんとなく予想できた。
(1)人件費の節約
経験者の話で、一番驚いたのは、ティッシュ配り要員が日雇い派遣の人ではなくて、店が雇っているということだった。
もちろん、そういう事業をやっている派遣業者もいるだろうけれど、それを利用しないということは、そっちの方が安上がりだからだろう。
手の空いた店員が配っているというパターンになると、ティッシュ配り用の人間を雇う費用も抑えたいということだと思う。
(2)安価なチラシへの移行
ティッシュ配りよりも安価にできるチラシ配りへ移行したのではないか。
ポケットティッシュの方が受け取られやすいが、チラシにした方が制作費が抑えられる。
(3)路上取り締まりの強化
新宿の東口にある繁華街で、路上取り締まりを強化されてキャッチが減った。また、路上喫煙も厳しく取り締まりが行われるようになってきている。
その影響をティッシュ配りも受けているのではないだろうか。
(4)そもそも広告効果が薄い
ティッシュ配りの経験者の方は「5人中1人」が受け取ると言っていた。
通行人全体ではなく、ターゲットを選んで渡そうとした人のうち5人である。
その中でポケットティッシュの広告に興味を持つ人はとても少ないだろう。
自分自身と照らしあわせてみると、ポケットティッシュを受け取るのは、ティッシュが欲しいときだけだ。どんな広告がそこに入っているかは、意識したことがない。
以上のことから考えると、ポケットティッシュを広告に使うことは、なくなっていくのだと思う。
かつてアドバルーンというものがあった。巨大な風船に、宣伝の垂れ幕をつけて空に浮かべていた。それは街に高層ビルが増えるにつれ、広告効果がなくなってきたのだと言う。ポケットティッシュもそういう運命なのだろう。