楽しいアウトドア、雷対策も万全で!
避雷針の発明などにより、人間がコントロールできるものになった「雷」。
とはいえ、雷という現象そのものに変化があったわけではありません。そこで、「雷」が発生するメカニズムや、落雷のおそれがある際に注意すべきポイントをまとめました。
梅雨の時期を挟んで、春から夏にかけてよく見かける「積乱雲(入道雲)」。
この「積乱雲」が発達すると、上昇気流が発生し、雲の中にある「氷の粒」がぶつかり合い、静電気を帯びていきます。
「電気がたまった状態」になった雲=「雷雲」は、やがて耐えきれなくなって「放電」します。
「ピカッ」は放電に空気が反応することで、「ドーン」という衝撃音は、空気が急激に膨張することで起きるものです。
光は音より速く進むため、雷も先に「ピカッ」と光り、そのあと「ドーン」という音がやってきます。
この「ピカッ」から「ドーン」までの時間が「長い」うちは、雷は比較的遠くにあります。
とはいえ、発達した「雷雲」は数百メートルから数キロの大きさがあり、その範囲内ではどこでも落雷する可能性が。つまり、「まだ遠いな」と思っていても、次にはすぐ近くで落雷……なんてこともあるのです。