17日(土)からの3連休は、まだ本州付近に秋雨前線が停滞し、台風16号が東シナ海から九州へ近づく見込みです。このため、日本付近には台風周辺から離れた地域でも、一時的に雨がザっと強まったり、激しく降る恐れがあります。
17日(土)は、九州や中国、四国は湿った空気が入りやすく、広い範囲で雨が降るでしょう。
18日(日)から19日(月)は、雨の範囲が東北南部まで広がる見込みです。九州から東海、関東、東北南部にかけて広く雨で、前線の位置によっては、局地的に雨が強まったり、落雷や突風などの恐れもあります。秋雨前線に近い所や前線の南側のエリアに入るほど、強い雨が降りやすくなります。ぜひtenki.jpで最新の気象情報をご確認ください。
北海道や東北北部、沖縄は3連休中は比較的晴れ間が出そうです。一時的に雨の降るタイミングはありますが、長続きするものではないでしょう。
台風16号 3連休明け20日(火)に九州へ最接近
強い台風16号は、フィリピンの東を時速20キロで西北西へ進んでいます。あす16日(金)には「強い」から「非常に強い勢力」となり、17日(土)朝から昼前にかけては、「非常に強い勢力」で先島諸島へかなり接近する恐れがあります。先島諸島では16日(金)夕方からは大しけとなり、夜遅くからは猛烈なしけとなるでしょう。また、16日(金)夜遅くから暴風が吹き荒れ、17日(土)は大雨にも警戒が必要です。
※大しけ・・・波高6m以上、猛烈な・・・波高9m以上
また、台風16号は17日(土)以降、進路を次第に北から東よりへ変えるでしょう。九州に最接近するのは、連休明けの20日(火)になりそうです。日がたつにつれて、進路や影響が変わる見通しです。今回の台風の特徴の1つとしては、台風接近前から、台風から離れた地域でも、まとまった雨となる恐れがあります。十分に警戒をして、早めの対策をとるようにしてください。