元祖日本のドライフルーツ!
昔は、冬を迎える前に柿を食べて風邪を予防したそうです。柿はビタミンCの含有量が果物の中でもトップクラス。柿1個を食べると成人の1日分の必要量を上回るほど。また、柿には消化を促進する酵素や、ガンを予防するビタミンA、便秘予防・利尿促進・二日酔いに効果のある食物繊維、骨の老化を防止するビタミンBも含まれています。夏の疲れが残ったまま仕事をし、宴会なども増えるこの時期。現代人も栄養いっぱいの柿を食べて、これからの季節に備えたいものです。
渋みのもと「タンニン」(お茶や赤ワインのポリフェノールで知られていますね)の働きも見逃せません。タンニンには、コレステロールを少なくして高血圧を防ぐ効果があります。また、たんぱく質凝固作用で虫歯菌やO-157菌を殺菌・抗菌したり、インフルエンザやエイズウイルスも抑えることができるといわれています。タンニンの多い渋柿を傷口に当てると血止めになり、防腐・解熱効果もあるそうです。
柿の豊富な栄養と強力な抗酸化作用は、体調管理だけでなく老化防止や美容にも効果を発揮! 夏に紫外線を浴びてダメージを受けたお肌の回復を早め、肌荒れやシミ・そばかす、シワやたるみまで予防してくれるのです。柿みたいにツヤツヤの美肌なら秋のおしゃれがいっそう楽しくなりそうですね。