「宇宙に行く」というのは、宇宙飛行士の宇宙船での仕事や生活をみても、本当に大がかりで大変なことだとわかります。
ところで宇宙飛行士の人達のいる宇宙は、どれくらい遠いのでしょうか?
私達が乗る飛行機が安定飛行するのは、だいたい高度1万メートル、およそ10㎞くらい上空です。
現在活躍中の国際宇宙ステーション(ISS)は地上400㎞のあたりを1秒あたり7.7㎞で地球を周回しています。
400㎞というと東京から大阪くらいの距離。意外と近い! とびっくりしませんか?
それよりもっとずっと遠いところで毎日私達に情報を送ってくれているのが気象衛星です。
天気予報では「ひまわりの映像を見てみましょう」ということばをよく聞きますね。
気象衛星「ひまわり」は高度35,880kmで地球の自転と同じ向きに周回する赤道上空の静止軌道衛星です。
つまり同じところをいつも観測している、ということになるのです。私達が日々テレビで目にする、雲や台風が刻々と動く画像もこのように観測されているのですね。
誰でも宇宙を旅行できる日はまだまだ遠そうですが、すでに宇宙は私達の生活とは密接につながっています。
それがはっきりとわかるのが「国際宇宙飛行の日」っていうことだと思いませんか?