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Utsuke Bron

12月の空としみる歌。

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12月の空としみる歌。

恋とクルマと音楽と

ということで、紅葉した木々に雨が降り、コンクリートには枯れ葉の絨毯が敷かれ、かじかんだ手で傘を持つ僕らは無言で駅の改札へ急ぐ…というのが、この時期の雨に濡れた平日の18時前後。

恋人との待ち合わせがあれば、待たせないように枯れ葉の絨毯上を時折すべりながら速足で歩くのも、楽しいと言えば楽しいこの時期特有のスリップ。

それにしても、冬の雨は、そのまんま、「冬雨」と書いて、「とうう」と読んだり、演歌の名曲のタイトルとしても知られている「氷雨」と呼ばれたり、相当寒そうな文字面ですが、この時期、中途半端な関係を清算する男女が多いのは芯まで冷える寒さのせいでしょうか。恋に踏み出したり離れたり…とにかく清算するらしいのです。ピリオドや句読点を打つ感じ。

たぶん、微妙な距離感の男女が必要以上に長時間いたり、わざわざ会うには間が持たない季節なのでしょうね。

違いを理由に近づくか離れるか…

国土のそれと同様に人の気持ちにも四季らしきものがあります。
前者は、西の大陸や東の海流や緯度などの影響を受けるやつで、後者は、友達や同僚、上司、会社の業績などに影響を受けることが多いやつです。

沖縄のような温暖な状況の会社だとしてもたまには台風が来るし、北海道のようにふり幅の広い気候の会社だとしても、生き抜くための知恵が蓄積されるので足腰が強いみたいなことになりますかね。だから、その中で暮らす私たちは上がったり下がったりと影響を受けるのは当たり前のことですね。

そして、この12月は人の心が公私ともに変化しやすく、周りに影響を受ける因子が増える季節。
ボーナスの増減や、いよいよ今期の実績のまとめだとか、来年度の予算組をしはじめるとかとか…。

そうなんですよ、”違い”が露呈しやすいというか、”顕在化”しやすい時期なのかもですね。

ちょっと違うなぁ…と思っていたけど、12月に背中を押されてお付き合いを始める人もいれば、ちょっと違うなぁ…と思っていたけど、ちょっとじゃないみたいなのでお別れするみたいな。

と、お話はこれくらいにして、音楽の存在感が増す12月、レコチョクの”冬のにおいとセツナソング”特集に負けずに、冬歌を選曲をしてみようと思います。

この時期は、”中島美嘉”さんを聴きたくなる。

「雪の華」と「ORION」はアルバム「TEARS」に収録

「雪の華」と「ORION」はアルバム「TEARS」に収録

サウンドも歌詞もメロディもとても大きな音楽の構成要素であるけれども、”声”に勝る要素はないと思っています。逆に言えば、生理的に合わない”声”からは、なんのメッセージも届かないし感情移入の入り口にすら立たないのではないかということです。

そこで、今週は、僕にとってはベスト”冬の声”である中島美嘉さんの曲だけをおすすめしていこうと思います。
まずは、「雪の華」にしても「ORION」。
どちらも、歌詞は前向きなんだけれども、どこかにはかなさと切なさを感じさせる声で、ある時はささやくようにある時はシャウトしながら歌うので僕の心をわしづかみにされます。

毎年、冬が来るたびにです。

一度は聞いたことがあるヒット曲だとは思いますが、歌詞を読み返しながら、この冬、もう一度聴いてみてください。そばにいる方との距離について歌っているので、その”そばの方”に感謝の念がこみあげますよ。
「WILL」はアルバム「DEARS」に収録

「WILL」はアルバム「DEARS」に収録

そして、「WILL」は、歳を重ねるごとに好き度が増す不思議な曲です。歌詞好きの僕には、”停電した夏の終わりに…”と書かれた秋元康さんの創造力が輝きを放って、松田聖子さんの「瞳はダイアモンド」と僕の中で2トップに並んでいるのですが、生活費のことや会社での立場なんてことは考えずに、大好きな人とのことだけに集中できた日々がよみがえりますね。

あの頃に戻りたいわけではないけれど、恋することだけで日が暮れたあの夏をもう一度だけ体験してみたい…という「WILL」はあります。

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