11月24日は関東にも真冬並みの強い寒気が流れ込み、本州の南岸沿いを低気圧が進みました。関東は降り始めは雨でしたが次第に雪に変わりました。午前6時15分には東京都心も雨から雪に変わり、「初雪」を観測しました。1962年以来、54年ぶりの早い雪の便りでした。まだ11月というのに、関東のほとんどの地域から初雪の便りが届きました。山沿いや内陸部では午前7時頃から、平野部でも午前8時頃から雪が積もり始めました。24日の最深積雪は、栃木県の奥日光21センチ、群馬県の草津13センチ、熊谷6センチ、前橋、宇都宮、つくば4センチ、千葉2センチ、水戸1センチ。11月に1センチ以上の積雪となるのは、熊谷と前橋では1950年以来66年ぶり、宇都宮では統計開始以来、初めてのことでした。東京都心は午前11時に、観測場所の半分以上が雪で白くなっていることが確認され、積もっている雪は1センチに満たないものの、積雪0センチとして観測されました。11月に積雪が観測されるのは、1875年以来、初めてのことでした。