「タマネギ列車」に使われる機関車DF200形。
8月26日現在、台風による北海道の農地の被害は延べ10,844ha。トウモロコシが倒れ、タマネギやビート、ジャガイモや小豆の畑が浸水、ビニールハウスや牛舎なども被害を受けました。特にタマネギにおいては、生産量日本一を誇る北海道の北見市周辺が豪雨に見舞われたため、今後のタマネギの価格が心配です。
さらに、北見から旭川へタマネギを運ぶ臨時貨物列車、通称「タマネギ列車」が、JR石北線の寸断により、不通となっています。タマネギをはじめ農産物を北見から運ぶ大動脈ですが、JRによると復旧には月単位の時間がかかるとのことで、農業関係者は、これから収穫期を迎える農産物の輸送が滞るのではと懸念しています。
〈参考:北海道新聞2016年8月27日号33面「台風余波 タマネギ高 北見の畑冠水、貨物は不通、道外も不作」〉