一年を72の小さな季節に分ける暦・七十二候。本日10月3日から7日までは、その第四十八候「水始涸」となります。
「みず はじめて かる」の「涸(か)る」とは、水が尽きてなくなること。収穫時期を迎えた田んぼの水を落とし、干し、稲刈りに備える時節となったことを表します。
すでに南から日本各地の田んぼは金色に輝き、秋風に稲穂がさわさわとそよぐ実りの秋が訪れています。8月頃から九州・沖縄から始まった“新米全線”もゆっくり北上中で、刈り入れが終わった新米が店頭に並ぶようになりました。
さて、この新米。入手後は(お米は空気に触れると酸化が進むので)蓋のある容器に入れて涼しく暗い場所で保管するのがベター。研いだあとはできれば2時間ほど長めに水につけたうえ、いつもより水加減少なめに炊けば、よりいっそうおいしく新米をいただけるようです。