夜行性。こんな風に壁にとまってます。気持ち悪い!なんて言わないで
さて、こんな個性派揃いのスズメガたち。見てみたくはありませんか?
オオシモフリスズメは、3月から5月の一時期にしか現れませんが、多くのスズメガは春から秋、中には通年見られるものもあります。
特に多く見かけられるのは梅雨から夏の終わりごろまで。多くは夜行性なので夜探すのが最適ですが、昼間でもよくよく見ると樹木や植え込みの葉などにとまって休んでいます。
スズメガは長い口吻を持ち、また運動量が多いためよく蜜を吸い、植物にとって良客。スズメガにあわせて進化した花もあり、これをスズメガ媒花といいます。梅雨から真夏にかけての夜に咲く花には、何らかのスズメガがやってくるスポットです。テッポウユリ、スイカズラ、カラスウリ、オオマツヨイグサ、サギソウなどのラン、ヨルガオ、オシロイバナ、ジャスミンなどの花の近くに行ってみましょう。夜間に強く芳香を放つ白や黄色の目立つ花はねらい目です。昼間は、よく公園の植栽にされるアベリアに、ヒメホウジャク、オオスカシバ、ホシホウジャクなどのホウジャク類が多くやってきます。