台風18号は、あす4日(火)は「非常に強い勢力」で東シナ海を北上しながら、次第に東よりに進路を変える見込みです。あさって5日(水)には、「強い」勢力で九州北部に接近すると見られ、台風が予報円の中心を通ると、九州のほぼ全域が暴風域に入る恐れがあります。
東よりに進路を変えてからは、急速にスピードアップします。九州北部に近づく頃には時速35キロ程度と原付バイク並みですが、その後、急加速して一気に本州付近をかけぬけ、日本の東へ達する頃には時速80キロと、高速道路を走る自動車並みに。このため、あさっては西日本の広い範囲で大荒れの天気が予想され、さらに、東海や北陸、関東も急激に雨や風が強まってきます。台風が進路を東へ変えるタイミングによっては、雨や風のピークが早まる可能性もありますので、まだ、台風から離れている所も、今後の台風の動きに十分にご注意ください。
2016 台風16号和歌山県磯の浦海岸の様子