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Utsuke Bron

森の家で、自然、そして昔ながらの暮らしに触れる。【vol.1 〜Sさん家族〜】

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森の家で、自然、そして昔ながらの暮らしに触れる。【vol.1 〜Sさん家族〜】

山頂には湘南エリアが見渡せる公園がある逗子の披露山。高級住宅地のイメージが強いこの場所ですが、山の中腹で大きな樹木たちに囲まれるようにして建つかわいい一軒家があります。ここがSさん家族の住まい。築30年以上の物件をリフォームし、2013年2月から暮らしているそうです。

旦那さんの慎弥さん(32歳)は代官山でアパレル系のPRを担当。逗子駅まで、途中お子さま(3歳)を保育園まで送り届けつつ自転車で15分。そこから湘南新宿ラインを使用して通勤。ドア・トゥ・ドアで片道およそ1時間半から2時間だそうです。湘南暮らしというと、都内までの所要時間が気になるところですが、意外に近いと思いませんか?

また、奥様のfufuさんはフードスタイリストとして、雑誌などで活躍中。湘南近辺では、鎌倉「FARM TO YOU」ホームページのフードスタイリングもfufuさんが手掛けたそうです。

「ワクワクできる物件に初めて出会いました」。

もともと都内に住んでいたSさん夫妻。家を探しはじめたのは、住んでいた家の更新時期が近かったこと、それとお子さんができたことがきっかけ。「それこそ都内で、広い所に住もうと思ったら、何千万とか何億円とかいう話なんで、まったく想像つきませんでした。かといって23区外の都下というのも中途半端な感じ。それでもやはり都内は微妙に高い…」と悩んでいたそうです。「ネットで色々探したんですが、そこに住む想像つかなくて。ここに住んでも…というところばかりでした」。

そんな頃、ふと湘南葉山方面まで範囲を広げてネットで探したところ、とある不動産屋さんのホームページでこちらを発見。内見に行った際には、不動産屋さんに「こんな所ですが…」と言われたそうですが、もともと新築建て売り物件には興味がなく、中古物件をリフォームしたい。と思っていたご夫婦は逆にワクワクしたそうです。

「特に計画性がなく、ふらっとここ湘南まで足を伸ばしてみたんですよ。計画性がないってところが僕ららしくて。でも、それをポジティブに捉えています」と慎弥さん。

  • ▲ 家から見える景色は緑が多い

  • ▲ 360°どこを見ても緑に囲まれている

実は、家探しで初めて逗子に来たそうですが、慎弥さんが広島、fufuさんが千葉出身ということで「海が近いのはいいね」となったそうです。それに、古い物件でしたが、ここで自分たちがどう暮らすのか、住んだらどうなるのか、ワクワクすることができたのも決め手となりました。それは他の物件では全く感じな かったことでした。

家族が集まる土間のキッチンスペース。

森の中に建つS邸。「自然の中に建っている家なので、立て替えて違和感のあるものにしたくなかったんです。元々の家をできるだけ活かしてリフォームしました。僕がDIYが好きなこともあって、どのような家にするのか、想像している時間が楽しかったですね。夫婦2人で相談しているときもワクワクしました」。

住みはじめて約3年ですが、ご夫妻が想像している形にするにはもう少し時間がかかるといいます。住みながら進化する発展系の住宅、といったところでしょうか。ただ、フードスタイリストという奥さまの仕事柄、キッチンにはこだわっています。1階を土間にし、使い勝手を重視。家族が集まるキッチンを目指しています。

苦労をいとわず、人として生きることを学ぶ。

ただ、自然にあふれているがゆえに、苦労することも。自宅までの道路は軽自動車がようやく1台通れる狭さ(その分、周囲よりも低めの価格で物件を購入。その分の予算をリフォームにまわせたそうです)。また、湿気も多く、見たことのない虫とも遭遇、雑草もすぐに伸びてくる…。

「でも、その苦労を楽しんでいます。自然の中で生きているという感覚を味わえるからです。人として生きてゆく知恵を考えています。自然からは多くを学べます。自然に生かされている、というのを感じますね。そして、それを子供に伝えてゆくことも大切だと思っています。理屈では説明できないんですけど、子供が虫や土と遊びながら、ここで成長してくれるのはとても良いことだと考えています」。

老夫婦から教わる暮らしの知恵。

また、S邸の近くには老夫婦が暮らしています。「自然の暮らしは、本当にわからないことだらけです。そんなときは、近くのおじいちゃん、おばあちゃんに教わっています。いろいろ理にかなっているんですよ」。おじいちゃん、おばあちゃんが作っている畑から野菜が届くこともしばしば。お子さんもすっかり仲良しで、マヨネーズを持って行き、きゅうりをご馳走になってくることもあるのだとか。まるで、昔の日本のコミュニティを垣間見るようです。

こんなふうに都内での仕事も充実させつつ、自然や昔ながらの暮らしとも触れ合える。それはここでしかできない、湘南流のライフスタイル。湘南で暮らす。そんなスローライフを一度想像してみる価値は多いにあります。

湘南で暮らす人々

都心から電車で1時間と、遠いようで実は近くにある海辺の街。豊かな自然に囲まれて過ごす人々の表情もまた、おなじように豊かです。

本コラム『湘南で暮らす人々』では、この地で生活を営む人々にフォーカス。「やっぱりこの街が好きだ」というみなさま、そして「いつかはここで……」と憧れを持つみなさまとご一緒に、多彩なライフスタイルを覗いていきたいと思います。


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