梅雨明けを前に猛暑日が頻発している今年ですが、暦もようやく追いついた感があり、本日7月7日から二十四節気「小暑(しょうしょ)」となりました。天明8(1788)年に記されたという暦注解説書「暦便覧」によると、「小暑」とは、「大暑来れる前なればなり」。天文学では、太陽黄経が105度の点を通過する瞬間をさします。
「小暑」は、一気に陽光の強さが増し、暑さが日ごと厳しくなるころ。この「小暑」から「立秋」の前日までを「暑中」といい、暑中見舞い状を出す期間とされています。また、七十二候も第三十一候「温風至(あつかぜいたる)」となり、太平洋高気圧から吹き付ける南風が、日本列島に炎天をもたらします。
すでに暑さ苛烈な今年は、これからますます暑くなるのでは?と思うと少々げんなりしそうですが、夏を乗り切るためにも、体調管理や熱中症対策、食養生などに、例年以上に気をつけたいところです。