肝試しは日本独自の文化
「怖い話」といえば夏に行うイメージがありますが、それは一体なぜなのでしょう。
ご先祖様を迎え入れるお盆は、季節柄、怖い話がぴったりというのが理由のひとつです。
もうひとつは、科学的な理由。
それは、怖い話を聞いて緊張状態になると、血管が収縮し、表面の体温が低下します。
そして、周囲の気温が高ければ高いほど気温差を感じ寒く感じるため、暑い夏に涼を求めて怖い話をするというわけです。
ちなみに、夏に行われることが多い行事に「肝試し」がありますが、その起源は平安時代といわれています。
江戸時代には、武士の子どもたちの精神を鍛える目的で、夜に処刑場を訪れるなどの度胸試しが行われていました。
── 「幽霊・化け物・妖怪」の分類には諸説あります。そもそも目に見えないものを分類すること自体難しいことなのかもしれません。
ひとつ言えるとするならば、幽霊は「人間の魂が人間の姿となって現れたもの」ですから、得体のしれない妖怪や化け物とは異なる存在だということです。