マヌカの花
各種ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質の宝庫で、細菌に対する殺菌力も強いはちみつは、古来、医薬品として重用されてきました。1990年代に、独自の抗菌・治癒成分をもつ「マヌカハニー」の分析がすすめられ、その有効成分に「UMF=ユニークマヌカファクター」と名付けられてから、再びはちみつの医療分野での研究が活発化。世界中であらたな医療用はちみつの研究が行なわれているそうです。
マヌカハニーに限らず、加工されていない純粋な天然はちみつには、一定の殺菌力をあることが明らかになっています。はちみつの強力な殺菌力は、「過酸化水素」によるものだということが最近になって解明されましたが、この過酸化水素は、なんと消毒液のオキシドールに含まれる成分なのです。これは、かなり威力がありそうです!
「はちみつは炎症や潰瘍をきれいにし、硬化した唇の潰瘍を軟らかくし、吹き出物や膿の出る傷を癒す」とは、古代ギリシアの医者であったヒポクラテスの言葉。研究がすすめられているはちみつの抗菌・治癒のパワーは、ギリシア時代から治療法として活用されていたのですね。