博多では「追い山の一番太鼓で梅雨が明ける」と言われます。一番太鼓とは、追い山のスタートを告げる太鼓の音のこと。福岡など九州北部地方の梅雨明け平年日は7月19日ですから、たしかに追い山のころに梅雨が明けることが多く、本格的な夏がやってくるのです。
きょう15日は追い山の勢いのおかげか、梅雨が明けたかのような青空が広がりました。ただ、あす16日から再び梅雨前線の影響を受けやすくなり、来週にかけて曇りや雨の日が多くなります。
きょう福岡管区気象台から、九州北部地方の長雨と日照不足に関する気象情報が発表されました。今後2週間程度は、平年より降水量が多く、日照時間が少ない状態が続くものと予想され、梅雨明けは平年よりかなり遅くなりそうです。農作物の管理などに注意が必要です。