秋風にゆれる野鶏頭(のげいとう)
15日は中秋の名月でしたが、明日17日は満月です。名月を十五夜と呼ぶことから、9月の満月と一緒だと勘違いしそうになりますが、名月と満月が同じ日になるのは数年おきです。台風の心配がありますが、晴れ間を見つけたらぜひ空を見上げてみてください。そして19日は「後の彼岸」に入ります。春の彼岸に対し秋の彼岸は、秋彼岸・後の彼岸と言い分けます。奇しくも9月19日は正岡子規の忌日です。季節の花である鶏頭と子規は切り離せません。
『鶏頭の十四五本もありぬべし』 子規
毎年、鶏頭の季節になると子規のこの句が浮かびます。子規が見た鶏頭の色は何色だったのだろう、本当に14,5本咲いていたのだろうか…などととりとめのないことを思いつつ…。