ジャムをあしらったロシアの伝統菓子。日本の「ロシアケーキ」のご先祖?
厚みのある(二度焼きの)生地で、真ん中のくぼみにジャムやチョコレートを流し込んだり、ドライフルーツをあしらったり……。
「ロシアンクッキー」や「ロシアケーキ」と呼ばれるお菓子を、ご存知の方も多いと思います。
古くからある洋菓子店などで、今も作られ、愛されているお菓子ですね。
ロシアの夏の楽しみとして、森で摘んだラズベリーやブルーベリーを使っての「ヴァレーニエ」(ロシア風ジャム)作りがあります。
作り方はとてもシンプルで、野生のベリー類を甜菜糖で煮るだけ。
このヴァレーニエを、デザートの材料にしたり、水とレモンで割って飲み物にしたりするのだそうです。
こうした「ジャム食文化」が、多少変化しながら日本に伝わったのが、「ロシアンクッキー」「ロシアケーキ」と言えるのかもしれません。
どのように伝わったかは諸説あるようですので、興味のある方は調べてみてくださいね。
ロシア、そしてジャムといえば、「ロシア紅茶」を連想する方も多いかもしれません。
本場ロシアでは、紅茶にジャムを入れるのではなく、紅茶のおともにヴァレーニエを添えて食べるのだそうですよ。